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針のこと パート1

今日はまた昨日と打って変わって梅雨寒の一日となりました。

私は予報では25度となっていたので半袖で出掛けたら思ったよりも気温が低くて少し閉口しました😖

この時期は念のため羽織るものを常に持っていた方が良いかもしれません😕

さて、今度ビンテージパテックの針の事についてコラムを書いてみようかと思ってます。

ビンテージの中では、ビジュアル的に一番オリジナルから変わってしまうものが多いのが針でして、またインデックスと針の組み合わせというものも概ね決まり事がありますので、その辺りを説明出来ればと思ってます。

まずは今日は長短針の基本形から

上からドルフィン、リーフ、そしてバトンです。

次回は基本形の派生バージョンを説明して行きます。

毎日連続ではいきませんので気長にお待ちください。

2508

オーバーホールしておりました2508イエローのブレゲが戻りました。

バックは1961年のカタログ。

2508のブレゲインデックスの個体は極めて希少で、色々調べたところこの個体を含めて2個だけ確認されてます。

2508が40年代から作られていたなら、ブレゲの物ももう少し作られたと思いますが、主に作られたのは50〜60年代ですからね、どちらかというとシンプルなデザインのダイヤルがトレンドとなっていく中でブレゲ数字は少し古臭いというか野暮ったいというか、とにかくその時代のトレンドではなくなっていたのだと推測しています。

この時計はホールドです。

2526ローズ、エクボ

2526のローズ、エクボダイヤルにブレスレットです。

ブレスレットのサイズは平置きで185〜200ミリ。

比較的長めです。

状態はとても良好です🙂

5066A

5066Aの付属品完品が入荷しました。

いわゆるミディアムサイズのアクアノートで、スケルトンバックです🙂

これからのシーズンに最適のスポーツモデルです。

続々 コメット

7月のアンティコルムのモナコで先日紹介したコメットシリーズのひとつref.1550が出品されます。

しかもブレス付き。

状態はボチボチなのかな。

エスティメートは€22,000~28,000と結構高め。

この時計は3本の存在が確認されているみたいで、うち1本はミュージアムにあり、1本は先日もお伝えしたようにゲーリングの所有物で、そしてこの時計が3本目という事になります。

つい先日のボナムスの香港オークションでもref.1540のピンク(状態は良くなかったです)が出品されててエスティメート(HK$15,000~25,000)を大幅に上回るHK$138,125で落札されたりして……

なんか、私がインスタで取り上げてから、急に脚光を浴びてきたような😅

まぁ、単なる偶然だと思いますが。。

このアンティコルムの1550、ダイヤルはクリーニングされてるけど悪くはなさそうな感じ、ケースも少し磨かれてるかな。

あまり高くならなかったら欲しい感じもするのですが……。

565センター

本日565スティールのセンターセコンドをアップしてます。

565のスティールのセンターはとても希少でして……

この個体は27SC搭載の後期モデルなのですが、12SC搭載の物よりも製造個数ははるかに少ないんです。

50年代に入ると565が販売されているのはせいぜい50年代初期位までで、以降はあまり作られなくなりますからね。他のリファレンスに取って代わったというのがその理由でしょうか。

シンプルなデザインですが、とても魅力的な時計です🙂

PPJ

PPJさんのサービスセンターが今までの19階から7階に下がって新しくなりました。

VIP向けなのかな、応接セットも入りました。

なかなかいい感じです🙂

3445ローズ

ref.3445のローズをサイトにアップしております。

とにかく状態が良い時計です。

と言うかほとんど未使用に近いです。

バックには60年代中期のカタログですが、もちろんカタログ上にもローズの記載はありません。

また、この個体はスモセコの0/15/30/45秒のインデックスが通常品よりも少し長めでお尻にヒゲがついているのが少しユニークです。

1964年製なので3445の中では比較的初期のタイプになります。

2451ブレゲティファニー

今日も時計のご紹介。

2451のイエロー、ブレゲインデックス、ティファニーとのダブルネームです。

2451は10型を搭載したスクリューバックモデルで実用性の高い時計です。

ブレゲインデックスの個体はとても希少で加えてティファニーとのダブルネームも希少です。

アーカイブスは申請中です。

96エナメルブレゲ

鼻水はだいぶ治まってきましたが、少しむせるような咳が出ます。

でももう少しで完治かなと思います。

さて、96スティールのエナメルブレゲです。

一応、非売品です。

ダイヤルは表面のコーティングにひび割れがあったり、変色等はありますがアンタッチのオリジナル。

針はブルースティールのブレゲ、かなりサビが出てます。

この時計は珍しくオーストラリアのメルボルンから出ました。私が昔住んでいたところです。

売主はオーナーの子孫から直接購入したそうなので出自を聞いてみたところ、1940年代にドイツからオーストラリアに移住したユダヤ人の医師の所有物だったそうです。

この時計は1941年の販売。

この時計を購入してすぐにナチス軍の迫害から避けるために移住した事と推測します。

そう考えると改めてとても大変な経験をして来た時計なんだなと感慨深く思われます。

その時計が約80年の時を経て私の手元にやって来ました。

毎年100〜150本のビンテージパテックを扱っていて、本当に短い期間しか私の手元にいない時計も沢山あります。

扱い本数が増えるごとに、単なる売買の対象として見がちな傾向にありましたが、今回、この時計の出自を聞いて、改めて一本一本に対する思いを大切にしていきたいと再認識させられました。

Entries

  1. 2025/07/18 ref.1530
  2. 2025/07/17 数日前に
  3. 2025/07/16 96イエローブレゲ夜光
  4. 2025/07/16 ref.96 ブレゲ
  5. 2025/07/15 インスタ

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