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BLOG - 2020年12月

今年出会った時計

時計を評価するときに、

1.ダイヤルの状態(アンタッチかクリーニングしてあるか等)

2.ケースの状態(ノンポリッシュか磨かれているか)

3.針と竜頭のオリジナル性とダイヤルデザインとのそれぞれの整合性

4.ダイヤルとアーカイブスの整合性 (ダイヤルの詳細がアーカイブスに記載されているかどうか)

5. ムーブメントの状態

そして最後に希少性等を考慮してみるとどんな評価になるかなって感じかと思います。

上記5つのポイントの中でも例えばダイヤルがアンタッチだとしても傷やダメージはどうか、またクリーニングされていたとしてもそのクリーニングの程度はどうか、インデックスに損傷は無いか等々細かく見ていって最終的に評価していくことになります。

希少性がとても高かったり、個人的に好きな時計だったりしたら、多少のクリーニングや傷は目をつぶることがありますし、針や竜頭の不整合性はビンテージではとても多いのですが、それらは手持ちのパーツからまかなえる場合もあるし、難しい場合はドナーとなる時計を待つということになります。

また、ムーブメントは特に初期の物は何かしら問題があるケースが多いのが事実です。これも針のケースと同様で手持ちのパーツでまかなったり、ドナーを探すといった作業になります。

市場には針の整合性が合っていない時計が沢山あります。ほとんどの(国内外問わず)ディーラーさんは針の整合性が合っていないとしてもそれらは無視している(もしくは知らない)ケースが多いように思えます。それは何よりコストと手間の問題だと思います。

さて、話は長くなりましたが、上記のような評価をした場合、2020年に出会った(仕入れた)時計を見ていくと1408スティールのブラックと2457イエローのティファニーがベストの2本かなと思います。

1408のスティールはダイヤルには少しダメージは見られるものの上記1-5が全てでクリアしていて、加えてその希少性がダントツでした。

2457は希少性こそそれほどではありませんが、ダイヤル、ケースともとても状態が良く、加えてTIFFANYとのダブルネームという個体としての希少性が加わりますした。

他にも素晴らしい時計が沢山ありましたが(自画自賛です)、私個人の評価としてはこの2本を2020年のベストに上げたいと思います。

それでは本年最後のブログは少し長くなりましたが、2021年もどうぞ引き続きよろしくお願いします。

皆様もよいお年をお迎えください。

今日は

朝から心不全の増悪で入院していた高齢の父の退院手続き。

帰ったら高齢のわんこの介護をしばし……

一旦落ち着いてランに出掛けたら施設から電話でまた父の具合が良くないので今から救急に連れて行きますので立ち会えますかとの事。

急いで帰って救急外来に。

結果としては入院するほどではないでしょうとの事でとりあえず帰宅。

あっという間の1日でした。

明日は色々あった2020何の最後の日。

スカッと良い日になりますように。

今年も

残すところ明日明後日の2日となりました。

2020年はご多分に漏れず、なかなか大変な年になりました。

例年は、ほぼ毎月海外に行っていたのですが、今年は1月と2月の2回だけ。

それでも2020年は80本強の仕入をしました。他店さんからしたら、「えっ、それだけ」って思われるかもしれません。でもビンテージパテックだけに限るとこれでもなかなか大変なんですよ😅

今年の仕入は例年の8割程度だと思いますが、海外出張に行けなかった割には案外頑張って買えたかなと思います。これも今まで長年にわたってこまめに出張してきたからこそだと思います。

2021年もなかなか厳しそうな感じがしておりまして、5月位に行けるかどうかなって感じでしょうか。。。

そうなるとEU圏内のディーラーや米国内のディーラーに較べて更にハンディがついてしまい内心全く穏やかではありません😕

しかしながら、この状況はいかんともしがたく、引き続きこまめに外人達とやり取りして頑張っていくしかありません。

また、話は変わりますが、インスタグラムやブログ上でたびたび非売品(もしくはnot for sale)と記載した時計をアップする事がありますが、今までの傾向ではいずれ手放す時計がほとんどですので、もしそれらの時計の中でご興味をお持ちの時計がございましたら、その旨一言仰っていただければ、手放すときにお知らせできると思います(少し上から目線っぽいですが、ご容赦ください)。ちなみに2020年は当初は非売品とうたっていた時計で最終的に販売したのは15本にもなります😅

ちなみにこちらの3445ブラックも当初は非売品の予定でした。

さて、長くなりましたが、来年も素晴らしいコンディションの時計や今まで目にしたことの無いような時計に出会えたら良いなと強く思います。

それと96の本は何とか2021年にはpublish出来ればと考えております。ホワイト系やプラチナ系の96をお持ちの方がいらっしゃったら是非被写体としてご紹介くださいませ。

ref.450

今日は朝方は雲が多かったですが、徐々に晴れてきてまた穏やかな日和となりました。

今日が仕事納めなんて方が多いのかな。

弊社は年末年始も極端な時間で無ければ予約制でお越しいただけますので、引き続きもしご興味のある時計がございましたらご連絡くださいませ。

さて、次にサイトに載せる予定のref.450ですが。。。

大型のレクタンですがムーブメントはルクルトベースの丸の10型が入ります。

裏蓋はムーブメントに合わせて丸くくりぬかれています。

価格はASKですが、結構高いです。

多分ずっと所有する事になると思います😅

今日は

穏やかな日でした。

私は午前中はまた軽めにラン。。

画像はまたいつもと同じような感じなのですが、今日は逗子マリーナ付近から、手前が和賀江島、そして江ノ島、奥にうっすらと富士山が見えます。

和賀江島とは知る人ぞ知る現存する世界最古の港湾施設で国の史跡にも指定されています。

完成は鎌倉時代の1232年で、今日は比較的潮が引いていたので割とはっきり確認出来ますが、満潮の時には海にのまれてしまい見えなくなります。

今年も残すところあと4日となりました。2021年は穏やかな一年になりますように。。

 

ref.252

今日は昼前からお店の大掃除。。

少し早いですが、天気の良い日にやってしまおうと思いまして。。。

おかげさまで概ね終わりました。

あとはバックヤードを少しやれば完了です。

何とかすっきりして新年を迎えないといけませんからね。。。

さて、もう一つ新着。。。

今回はオールドのレディース、ref.252ローズです。

これからオーバーホールでコードブレスも手に入れなくてはです。。

アーカイブスに”Satin-finished rose dial, raised gold indexes and two numerals in enamel”としっかり記載されています。

小さいけどしっかり造られています(^^)

ref.96 12sc

先日本年最後の新入荷とブログで書きましたが、もう1本入荷しました。

ref.96イエローの12sc、ローマン数字の個体です。

レイルウェイのミニッツトラックはツートーンの仕上げとなっており、シンプルでとても美しいダイヤルです。

このようなツートンは570や565等の比較的大きめのダイヤルでは稀に見られますが、96では通常はワントーン仕上げになっており、今回の個体のようなツートーンの物はとても珍しいダイヤルです。

これからオーバーホールです。

今日は

湘南は快晴!

画像は稲村ヶ崎からの江ノ島と富士山です。

今年は富士山はまだ雪が少ないです。

これからかな。

昔のカタログ

少し前に紹介した昔(30年代)のカタログから。。。

こちらは96が掲載されているページです。

上からref.98、ref.146そしてref.96です。

ref.98は28mmのスナップバックでref.96よりもわずかですが高めの販売価格の設定になっているところが不思議な感じがします。

この3本とも全てインデックスはエナメルで描かれたタイプ、そしてケースはスティールと記載されております。

当時としてはトレンドだったのだと思いますが、どちらかというとスポーティーなタイプの時計だったのでしょうか。。

ベルトもこのタイプが当時の流行だったことが分かります。

とても参考になる一級の資料です。

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