昨日BSで「日日是好日」を観ました。
以前、機内で観た時に良い映画だなって思ったので、二度目です。。。
前回は、この映画って茶道を通して主人公の女性が成長していく様を描いてるんだよね、ああ「日本ってやっぱり良いなぁ」とか思っていたのですが、昨日観て改めて感じた事がありました。
人って二十歳前後から大人になっていく過程で、「自分は何者なのかな」、「どんな仕事が向いているのかな」、「何が出来るのかな」って悩んだりしますよね。
そうやって過ごしていく中で挫折したり、傷ついたり、そして時には喜んだりしながら、徐々に成熟していくと思うんですけど、この映画は、そういった青春から青年期にかけての少し脆い精神状態を、主人公の女性を通してうまく描いているんじゃないかなぁ、って感じました。
この映画から何を受け取るかは人それぞれだと思いますが、私が受け取ったのは、自分が成長していく過程で、特別な何かを見つけたり達成してしたりできなくてもそれはそれで良い事として受け入れなさいって事かなぁ…。
つまり、そういったことを茶道を通して(日本の伝統と美を通して)伝えようとしていたのかな。。
それと余談ですが、主人公の女性が子供の時にイタリア映画の「道」を観て、全く分からなかったけど、大人になって観てみたらとても良かったと言ってました。
私も子供の頃にやはり「道」を観てとてもどんよりした気持ちになったことを覚えています。
それ以来観たこと無いのですが、今度もう一回観てみようかなって思ってます。