ジョン・ル・カレの「パナマの仕立屋(”The Tailor of Panama”)」を読んでいます。
2001年に映画化もされているのでもしかしたらご覧になってる方もいらっしゃるかもしれません。
小説そのものは1997年に発表された物で、1999年にアメリカからパナマに返還されたパナマ運河を巡っての物語。
まだ最後まで読み終えていないのですが、小説の中には日本が結構出てきます。パナマ運河の覇権を日本も狙っているという設定です。1997年に発表された小説なので時代背景的には1995年頃になるのかと思います。
この小説を読んでいて1990年代中期は日本もまだまだ国際競争力があった時代なんだなと、なんとなく懐かしい感じがしました。その頃、私はちょうどシドニーに駐在していて、バブルは崩壊してはいましたが、まだその余韻が少しあったりして、そこまで景気の悪さを実感出来ていませんでした。
話は変わって、昨日たまたま日本に駐在しているイタリア人がお店に来てまして、彼はある企業のアジアパシフィックのマネージメントをしているそうで、日本に来る前には他のアジア諸国での駐在やビジネスの経験もあり、それらの諸国と較べると日本人はとても保守的で変化を嫌い、また外人とのビジネスが苦手だと言っていました。昔は世界でもトップの国だったのにね。。とも。。。。
今は昔の事ですね。。。