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レストア

ビンテージウオッチはダイヤルやケースがレストアされた物よりもアンタッチの物の方が評価が高いのは皆さんご存じの通りです。

しかしながら、「最近は特に高額時計等はちゃんとレストアされた物も評価されるようになってきている」という話を昨年の11月にジュネーブであるコレクターが話していました。

その時は、「いやいやそんなことないでしょう」と思って話半分で聞いていたのですが、先日あるディーラーも「中途半端にクリーニングされた物ではなく、しっかりレストアされた物はこれから評価されるようになってくる」と言っていました。

これに対して私の意見はというと。。。

ビンテージウオッチは市場が確立されてきた当初から、ダイヤルがリダンされていたり、ケースが再仕上げされていたりする物は評価が低いという歴史があるので、レストアされた物が受け入れられるというのはなかなか難しいのではないかと考えています。

例えばメーカーがちゃんとレストアして証明書を発行するとかすれば良いのかもしれませんが。。

果たしてPPが自社のビンテージの市場価値を上げるために、単なるダイヤルのクリーニングやケースのポリッシュだけでないレストアをするのか??

メーカーがどのような事をしないとすると、誰がやったレストアはOKで、誰だとダメなのか。。

もしくは結果で判断していくのか等々。。

課題はたくさんあるように思います。

これらの課題を考慮するとビンテージウオッチのマーケットがレストアを受け入れるのには❓マークと言わざるを得ないような気がします。

扱うに値する時計がどんどん見つけにくくなり、マーケットが先細る中、レストアされた時計がそれなりの評価を得て流通されるようになると市場の将来性は多少開けてくるかなとは思うのですが。。。

※画像と本文は特に関係ありません。

アーカイブス

ref.574のアーカイブスが取れませんでした。

このref.574は、実は過去に販売したこちらのref.574とムーブメント、ケースナンバー共に5個違いなので、連番でシリーズで製造された個体と思われるため間違いなく取れると思っていたのですが、ダメでした😢

実は、今回他の時計も含めて3本まとめて発行されませんでした。

うち2本はもともとアーカイブ上のダイヤルと現状のダイヤルが違っている個体です(何故ダイヤルが違っている事を把握しながら申請をしたのか疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それはそれで色々理由があるんです(^^;)。

アーカイブスについては、過去に何度かブログでも取り上げておりますが、PPのアーカイブスセクションでは発行に際し度重なるルール変更があり、以前はケースナンバーが違っている物のみ発行不可であったものが、2022年頃からダイヤルが異なる物についても発行不可となっておりました。

その後、最近になりシルバーダイヤルのものにローズと記載されたアーカイブスが発行されることがあったりして(確か他のケース(インデックスの相違等)もインスタ等で見た記憶があります)、ダイヤルの不一致の判定が曖昧になったのかと推測しておりました。

推測ですが、今回の574もダイヤルの記載が異なるのかもしれません。。。

もしかしたら、またアーカイブスの発行に際し何らかのトラブル等が発生し、最近少々曖昧になったダイヤルの不一致によるアーカイブス発行不可の判定基準を再度厳しい方向に見直したのかもしれません。

以前はダイヤルに不一致がある場合はリマークにその旨記載された事もありました。本来であればそれが正しいような気がします。。。。

ref.130 ブレゲ

とても状態の良いイエローのref.130,ブレゲインデックスです。

ブレゲインデックスにスペードハンドがとてもエレガントな個体です。

ちなみにケース再仕上げしています。

96スティール

こんな96スティールがとあるオークションに出てました。昔からある時計専門のオークション会社です。

割と状態良さそうです。ロゴ的には恐らく1949年か1950年の製造になると思いますが、ムーブメントやケースのナンバーが記載されていません。念のため画像を取り寄せてみるとナンバーのところが消されています。いわくオークション前にナンバーは提示できませんとの事。ダイヤルの年代の整合性を確認するために最初の3桁だけで良いので教えてくださいと依頼したところ。。。

残念ながら1940-1941年の製造でした。

既に11件の入札が入っているようですが、知らないで入札している人がいるかもしれません。。。

高額なものではないのでこういうところをちゃんと説明するのは大事なことだと思います😥

570イエロー

570イエローのシャンパンカラーダイヤルです。

過去に外国に販売した時計が戻りました🙂

売らなければ良かったと思っていた時計なのでちょっとうれしいです😊

色合いがとても美しく個人的には最も綺麗な570の一つではないかと思っています。

3445ホワイト

3445のホワイトをサイトにアップしています。

O

3445のホワイトにシルバーダイヤルの組み合わせは定番中の定番です。ケースはスクリューバックでノンポリッシュ。3445についてはいつも言ってますが、実用性の高いビンテージパテックです。

おススメです🙂

昨日の

続きです。

437と438は正面から見るとほとんど同じように見えますが、後ろとサイドはかなり異なります。

左が438で右が437になります。438はスクリューバックで437はスナップバック。

そしてサイドは

上が438で下が437です。437は通常の形状のクラウンですが、438は他のパテックのリファレンスでは見られない形状をしています。

最近

28mmのカラトラバばかりしています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

左が438で右が437です。。。

437と438は1935年に販売がスタートし、437は数年(1938年頃)で販売終了しましたが、438は1950年頃まで販売されたようです。

いずれもFBマークのTaubert社がケースメーカーで、正面から見るとほぼ同じようなデザインに見えますが、結構違いはあります。

またそれらは明日にでも紹介させていただきます。

昨日

昨日ブログで紹介した96ですが、ラグ裏とケースバック隠れた箇所にホールマークがあります。

フクロウのマークですので、フランスで販売されたことがわかりますね🙂

初期96イエロー

初期(1937年頃)のref.96のイエローです。

この頃の96はフラットなインデックスにリーフハンドの組み合わせになります。

この個体はダイヤルにエイジングはありますが、アンタッチのオリジナルでケースも悪くありません。

こたいはこの年代の96でこのタイプのダイヤルのモデルはケース、ダイヤル共にかなり修復が入っている物が少なくありません。ここ数年アンタッチの個体は全然目にすることが無かったので、久しぶりになります。アーカイブス、オーバーホール共にこれからです。

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  1. 2025/07/18 ref.1530
  2. 2025/07/17 数日前に
  3. 2025/07/16 96イエローブレゲ夜光
  4. 2025/07/16 ref.96 ブレゲ
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