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C+B

前にブログで書いたティファニーやカルティエの時計のブレスでよく見るC+Bの刻印ですがようやく分かりました。

C+BとはCharles Barnett Co., Inc.の事だそうです。

この会社はティファニーの創始者であるCharles Lewis TiffanyとJohn Barnett Youngが宝飾店の時計用のブレスを供給する目的でつくった会社とのこと。

残念ながらググってみてもこの会社のことは見つかりませんので、あまり詳しくは分かりませんでしたが、ひとまず長年の謎が解けて良かった😊

オークションのカタログ

昔のオークションのカタログの話。。

この3冊はその昔何度も何度も繰り返し見ました。

今でこそ過去のオークションで落札された時計のリストは概ね検索できるようにはなっていますが、以前は知識を増やすには、このようなオークションの本やバンベリーさんのパテックの公式本、パトリッチさんのパテックの本が唯一の手段でした。

前にもブログで書きましたが、子供の頃から昆虫、動物、植物等の図鑑を見るのが大好きで、暇な時は1人でずっと見ていました。そのせいでしょうか、テレビの自然番組等で鳥や動物等が出てくると、なんとなくパッと名前が浮かんできます。

大人になって、その対象が時計になりました。

これらのカタログに関わらず、オークションのカタログはどれも穴が開く程見たので、その後マーケットで似たような時計が出ると、「あ、見たことがある」とピンと来たものです。また、第一印象で違和感を感じた時計はよくよく調べてみるとどこかが違っていたりして。。。

このように実物も含めて沢山の時計を見てきた事が、今の仕事に大きく役立っているのは言うまでもありません(^^)

この仕事を始めたばかりの頃、ある人と話をしていて「珍しいビンテージのパテックを沢山扱いたい」と言ったら、「そんなの売れないよ」と軽く一蹴されました。言葉は正確ではないかもしれませんが、概ねそんなニュアンスで言われました。当時、それなりにやる気になっていたので気持ちが削がれて結構がっかりしたことを覚えています。

それから14年経過しましたが、結構有言実行出来てるんじゃないかなと少しだけ自負しています。

元々コレクターマインドがベースにあるので、単に売れ筋の時計ばかりでなくて、珍しい物を見たら無性に扱いたい(手に入れたい)と思ってしまうんだと思います。

例えば少し前に扱ったコメットシリーズとか、今サイトに載せている1477、そしてやっとオーバーホールの終わった1522等はまず普通のお店なら扱わない時計だと思いますが、少なくとも1477も1522も過去に見たことの無い時計で加えてダイヤルはアンタッチだし、1522はケースもノンポリッシュだとしたら、売れないからと言って扱わないという事は私の選択肢にはありませんでした。

売れないかもしれないけど自分のテイストに合えば仕入れてしまいます。仮に売れなくても自分が好きならそれでも良いかなというのが今のスタンスでしょうか。

もちろんキワモノばかりやっているわけではないですからねσ(^_^;)

もしお探しの時計があったら遠慮なくお問い合わせくださいませ。

と、無難にまとめてみました。

今後の時計

今後サイトにアップする予定の時計。。。

現在全部オーバーホール中です。。

これ以外にもまだ数本ありますがそちらはそのうちに🙋‍♂️

 

ref.707/1

先日もブログで紹介しましたが懐中のブラックブレゲを近々サイトに掲載します。

この時計は14kでブレゲ数字が通常の物よりも大きくとても迫力があります。

ちなみに普通の懐中のブレゲ数字の物と比較のために並べてみると違いが分かるかなとおもいます。

特に東欧向けに造られたブレゲ数字のモデルは腕時計も含めてインデックスが大きい傾向にあるようです。

恐らく市場のニーズだったのだろうと推測されます。

ダメージもほとんどなくまさに芸術品と言っても過言では無いかもしれません。

今日は

ちょっとネタがないので。。

昨日紹介した1503ツートーンのアップでも。。

ちなみにこのタイプもツートーンですが、以前570のホワイトを扱った事があります。

そちらの画像はこちらのリンクからご覧ください。

ref.1503 スティール

1503スティールのツートーン。

数日前にブログで過去のオークションで販売された中から特にレアな物を紹介しましたが、この個体はそれらとはまた別の個体です。

アンタッチのダイヤルは極めてコンディションが良く、針も全てオリジナルです。

この時計もやはり東欧から出たものです。

 

ブレゲ

ブレゲ数字の二つの時計がオーバーホールから戻りました。

懐中は14k。恐らく東欧向けの時計です。

14kの時計や変わったツートーンの時計は大体が東欧向けといわれています。

懐中の留め金の所にも以前570の14kで見た物と同じホールマークが入っています。ポーランド向けとも言われていますが確かではありません。

ちなみにこの懐中は1941年の販売です。

1941年の東欧というとどのような時代だったかは皆様もご存じの通りです。

この時計もある意味歴史の証人です。

ref.450

ref.450のご紹介。

30年代の大型のレクタン。。

ダイヤルは汚れはありますが、アンタッチのオリジナル。

ref.450は個人的にずっと興味があった時計でBEYERとのダブルネームのこの個体
は現在ミュージアムが所有しております。

ref.1503

昨日のref.544に続いてref.1503も気になっています。

いわゆるティアドロップ型のラグ。35mmの直径で当時としては大型です。

前はティアドロップのラグはなんか嫌だったのですが、最近は好みも変わってきました。

同じ形状で同じサイズのref.1509がありますが、この二つのリファレンスはゴールド系がref.1509、スティール系(ラグとクラウンがゴールドのツートーンの物もあります)がref.1503と分けていたようです。ちなみにイエローとのコンビの物は1501/1、そしてローズとのコンビの物は1503/2というリファレンスになっているようです。

ref.1503の中では最も有名なのはブラックにブレゲ数字の入る物があります(下の画像の左です)。

これは今までに2個だけ市場に出てきていますが、その内一つはナチスハンターとして著名なサイモン・ヴィーゼンタールの所有物でした。ちなみにこの時計は2007年にクリスティーズで385,000スイスフランで落札されました。当時の金額で4千万円くらいかな。

画像右上のツートーン(正確にはスリートーンかな)はパテックのスティールブックにも掲載された個体。スモセコはオリジナルではありませんが、ダイヤルはとても魅力的です。

ビンテージパテックの魅力は様々なデザインのケース形状とダイヤルデザインがあること。

ここまでバラエティに富んだ時計を販売したのはパテックとオーデマ位かもしれません。

そのバリエーションを知る一番手っ取り早い方法はジュネーブのパテックミュージアムを訪れることですが、いつになるかなぁ

Entries

  1. 2024/11/27 久しぶりの
  2. 2024/11/26 ref.609
  3. 2024/11/25 ref.130
  4. 2024/11/24 今年も
  5. 2024/11/23 ナイロビの蜂

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