昨日のref.544に続いてref.1503も気になっています。
いわゆるティアドロップ型のラグ。35mmの直径で当時としては大型です。
前はティアドロップのラグはなんか嫌だったのですが、最近は好みも変わってきました。
同じ形状で同じサイズのref.1509がありますが、この二つのリファレンスはゴールド系がref.1509、スティール系(ラグとクラウンがゴールドのツートーンの物もあります)がref.1503と分けていたようです。ちなみにイエローとのコンビの物は1501/1、そしてローズとのコンビの物は1503/2というリファレンスになっているようです。
ref.1503の中では最も有名なのはブラックにブレゲ数字の入る物があります(下の画像の左です)。
これは今までに2個だけ市場に出てきていますが、その内一つはナチスハンターとして著名なサイモン・ヴィーゼンタールの所有物でした。ちなみにこの時計は2007年にクリスティーズで385,000スイスフランで落札されました。当時の金額で4千万円くらいかな。
画像右上のツートーン(正確にはスリートーンかな)はパテックのスティールブックにも掲載された個体。スモセコはオリジナルではありませんが、ダイヤルはとても魅力的です。
ビンテージパテックの魅力は様々なデザインのケース形状とダイヤルデザインがあること。
ここまでバラエティに富んだ時計を販売したのはパテックとオーデマ位かもしれません。
そのバリエーションを知る一番手っ取り早い方法はジュネーブのパテックミュージアムを訪れることですが、いつになるかなぁ