ref.2533
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- date. 2019/07/18
ref.2533がオーバーホールから戻りました。

当時のカタログにも掲載されている通り、ref.2533としては典型的なダイヤルデザインです。
ただこの個体はケースコンディションが素晴らしく、またダイヤルもアンタッチのオリジナルです。
スクリューバックのツーピースに夜光仕様というビンテージパテックの中でもヘビーデューティーな造りの実用性の高い時計の1つです🙂
ref.2533がオーバーホールから戻りました。

当時のカタログにも掲載されている通り、ref.2533としては典型的なダイヤルデザインです。
ただこの個体はケースコンディションが素晴らしく、またダイヤルもアンタッチのオリジナルです。
スクリューバックのツーピースに夜光仕様というビンテージパテックの中でもヘビーデューティーな造りの実用性の高い時計の1つです🙂
ref.2488のイエローのブラックダイヤルが入荷しました。

ケースはノンポリッシュ、ダイヤルもアンタッチの鮮やかなブラックダイヤル。
ref.96等のブラックダイヤルよりもダイヤルが大きいせいでしょうか、なかなかインパクトのある時計です✊
ref.1544のアーカイブスが届きました。

製造は1956年、これはムーブメントの製造になります。
そして販売は1967年、通常のアーカイブスのように月日は記載されておりません。これは実際には販売されていないからでしょうか??
remark(注記)は特に何もありませんでした。
数年前にChristie’sに出品されたref.1544は1953年製造の1953年販売で裏蓋には「33」の刻印でした。
今回のref.1544には「47」の刻印です。1953年が33で1967年が47だと一年ごとだとちょうど数字が合うのですが。。。
これは単なる偶然だとは思いますが。。。
いずれにして何故市場に流通したのか不思議です。
修理の際に貸し出して、戻った後に社員に提供されたのかな。。。
謎の多い時計です。。。
昨日アーカイブス担当からref.1544が無事アーカイブスが発行されることになったと連絡がありました!

この時計が代時計である事は先日ご紹介しましたが、果たして何か明記されるのか、それともさらーっと普通のアーカイブス通りなのか興味があります。
無事届いたらまた報告しますね。
私の予想は特に何も明記なしの普通のアーカイブスじゃないかなと予想してます😏
関東地方は相変わらず涼しい日が続いております。
本当に今年は冷夏かもしれません。
冷夏だとするとちょっとホッとするような(農家の方御免なさい🙇♂️)。。。
さて、今日は針についてのパート5。。
長短針の夜光バージョンを紹介します(夜光やり直しについてはこの際無視してくださいね😅)。

上から96や438に見られるいわゆる注射型の針、2段目は565等で目にするペンシル型、3段目は2526や2508等の50年代以降のモデルに見られるドルフィンの中心部に夜光が乗るタイプ、そして4段目は96で極めて稀に見られるタイプ。
この他、初期のコブラ型や3445等で見られるバトンの夜光、そしてスネークアイ型等についてはまた改めて紹介します。
秒針の続きです。
左が20-30年代の腕時計に使われたブルースティールのタイプで右がバトンの秒針です。

左の秒針はレクタンからラウンド、またいずれのタイプの長短針及びインデックスともセットで見られます。
例えば:

のようなイメージです。
右のバトンは長短針がバトンの物に限られます。つまり、長短針がドルフィンやリーフだとこの針は付属する事は原則としてありません🙅♂️
今年は梅雨が長いような気がします。
25年前くらいかな梅雨がそのまま明けずに冷夏になって米が大不作、緊急輸入をする事になったことを思い出します。当時私は商社の食糧本部に在籍していて、まさにその騒動の真っ只中にいました。
まさか日本が米を輸入する事になるなんてと信じられない思いを抱きながら業務に追われていたことを思い出します。
さて、針のこと、ですが、本当は長短針の夜光をやりたかったのですが、バリエーションが多くて画像が整理できていないので、取り急ぎ、秒針(スモセコ)をやります。
秒針はビンテージを扱う場合に最も社外品に変わっていることが多いパーツの1つで、一番悩ましいパーツと言っても過言ではありません。
また、長短針との組み合わせも基本的なルールがあって、そのルールから外れていると、オリジナルではない可能性が高く、秒針1つのために販売まで時間を要したり、購入を断念したりするケースも多々あります。
さて、基本形の例を以下の画像で説明します。

左上から時計回りで30年代中期から後期につくブルースティールのフラットなタイプ。
この秒針は、長短針がブルースティールだけでなく白のスティール、そしてゴールド(白も黄色も)素材との組み合わせもあり、また形状はリーフでもドルフィンでも付きます。
右上はブルースティールのリーフ、こちらもスティール、ゴールド素材の長短針とも組み合わさり、リーフ、ドルフィンいずれにも付きますがバトン形状の長短針には着きません。
左下は(秒針ではありませんが、形が一緒なので)、リーフの秒針で、主に40年代以降のゴールドのリーフやドルフィンに付きます。
そして右下は3417のリーフでこれのみバトンの長短針にリーフの秒針が付きます。ちなみにこのバトンの長短針にリーフの秒針が付く例はref.592でもあるようです。
次回は秒針の続きをやります。
3445のホワイト……

念のためですが、先日販売した3445とは別物です。
が、同じようにとても状態が良いです。
こちらは1972年の製造で販売は1986年。
売れずにずっと残っていたのでしょうか……。
近々サイトに載せる予定です🙂
今日は針のトークの続き、いわゆるバトン針のバリエーションを見てみます。

下の針もバトンと言って良いのかどうか、100%自信有りませんが……
上は3417のそれですが、直線で先端のみ尖ってます。
一方下は2457ですが、このタイプは後年の96や2466等他のリファレンスでも見られるタイプ。付け根のみ細く、途中から上のバトンよりも太めで先端は直線、横から見ると少し山形になります。
ref.1544のスティール

このリファレンスは今まで市場に4本しか出てきていません。
そしてその全てにバックに数字がエングレーブされています。
例えばこの個体は

47です。
この数字は一体なんでしょうか⁇
実はこの数字はパテックの持ち主が自分の時計を修理乃至はオーバーホールに持ち込んだ時に代替品として貸出しされた時計に打ち込まれたナンバーなんです。
つまり車で言う代車みたいなもんです。
何故か1544は、少なくとも市場に出回った4個に全てこのエングレーブが入ってます(他の3本は21,33 そして41です)。つまり、全てがいわゆる代時計として利用されています。
推測ですが、1544は元々販売用として開発されたリファレンスだけど、結果的になんらかの理由で販売されず、全てが代時計として利用された、のかもしれません。
では何故その代時計がこうやって市場に出回ったのか……
その理由は不明ですが、もしかしたら貸与ではなくて、VIP用に提供もしくは安価で販売されたのかもしれません。
アーカイブスは現在オーダー中ですが、パテックのアーカイブスセクションの担当からは同時期にオーダーした他の時計の物は発行するけど、この個体についてはもう少し時間を要するとの返答がありました。
つまり、パテックとしても販売されたのかどうか、もしくは販売日が確定しにくい等、アーカイブス発行に際してなんらかの理由があるんだと思います。