昨日無事日本に戻りました。
そしてあまりの寒さにびっくり。。
これではニューヨークよりも寒いかもしれませんね(>。<)
さて、ニューヨークでマンハッタンから空港に移動する地下鉄の中での出来事。。
私は、機内に持ち込めるサイズの小型のトランクと手提げかばんを持って、地下鉄に乗り込みました。車内は少しだけ混んでいたので、私は車内のポールに掴まって立ってました。
トランクには4輪の車輪がついていたので、地下鉄の揺れで少し安定感を欠いていたところ、斜め前の座席に座っていたアフリカ系の女性(少なくとも私よりは高齢だと思います)が、私に「席に座る?」と席を譲ろうとしてくれました。
もちろん私は丁重にお断りしました。
なんて言うかな。。。
アメリカには弱者を助けようとする気持ちを持ち合わせている人がいて、それを実際に行動に移す人が多くいるような気がします(もちろん今回の事だけでなくて、似たようなケースを何度も目にしています)。
私はよくアメリカに行く機会があるのですが、せいぜい毎回の滞在は1週間程度。。
実際に暮らしたことがあるわけでも無いので、アメリカのほんのある一面だけしか見ていませんし、もちろんアメリカ国民のみんながこんなに親切なわけではないとは思います。
でも、今の日本では、仮に大荷物を持っていても、地下鉄で私のような人間に席を譲ろうとする人は100%いないのではないでしょうか(と思います)。それどころか、どちらかというと迷惑がられるんじゃないかな。
高齢の方が立っていても、見て見ぬふりをする人だっていますもんね。
このような行動が出来るような国民性と言うか文化みたいな物が、国民の一人一人に行きわたるのは、仮に今日から道徳的な教育をし始めたとしても、何世代も掛かる事かなって思います。
それに、日本人はアメリカ人みたいにフレンドリーでは無いし、基本的に恥を嫌う国民性ですからね、知らない人に声を掛けるのは、なかなか勇気がいる事だと思いますが、街中で困っている人を見かけたら、何のためらいもなく、声を掛けてあげられるような文化や国民性が根付く日が来ると良いなぁって漠然と思います。