ref.2585
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- date. 2024/07/14
昨日かなりローカルな英国のオークションにとんでもないレアピースが出てました。
スティールで12-600搭載のref.2585です。
参加者も少なそうだったのでもしかしたら買えるかなとか淡い期待を抱いたのですが、ダメでした。。
ムーブメントのローター芯が外れてたみたいですが、これは最悪PPに出せば何とかなりますから。。
少し前まではユニークピースといわれていたref.2585についてちょっと紹介しますね。
2005年にクリスティーズに初めてお目見えし、その時は10万スイスフラン強で落札されました。
その時計がスティール本に掲載され、またその後2015年にPhillipsに再度出品され78.5万スイスフランで落札されました。この金額はとんでもない金額ですが、当時はまだユニークピースであろうという評価、スティール本に掲載された知名度の高い個体であること、そしてオーレル・バックがPhillipsでやるようになった最初のオークションであったという少しお祭り的な要素も加わっていたと考えます。
その後、新たにリダンの個体がやはり2017年のPhillipsに出品され10万スイスフランで落札されました。
今回の個体は3本目という事になりますが、画像の通り先の2本とは異なる夜光仕様です。一方コンディション的にはダイヤルがかなりエイジングしているのとスモセコに秒針が擦った痕があり、それらを考慮すると市場価格的には15万~25万ドルレベルかなというイメージを持っていました。
またこのオークションの知名度からして10万ポンド以下で落札できないかなと勝手に期待してました。
結果的にはとても積極的な人がいて最終的に13万ポンド(17万ドル位かな)で落札されました。もう少し頑張りたいところでしたが、円安も致命的で断念しました(T.T)
1ドル120円くらいならもう少し行けたでしょうか。無念ですね。
CYGさま、
そうなんですよね。このダイヤルですから、なかなか販売は難しそうな個体だと思ったので、少しためらいもありました。