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σダイヤル

よくビンテージの時計のダイヤルの6時位置に “ σ SWISS σ“ が入るとダイヤルが交換されていると言います。

一般的には「オースイスオー」や「σ(シグマ)マーク」もしくは「涙マーク」とか言ったりします。

このマークは、ダイヤル(インデックス等)にゴールドが使用されている事を意味すると理解しており、概ね1970年代後期から2000年頃まで使用されていたと思うのですが、時にロゴがエナメルなのにこのマークが入っている個体に出くわすことがあります。

エナメルのロゴはモデルにもよりますが、概ね1960年代の中期頃までで、それ以降はプリント文字盤に移行されるはずです。

そうなると、ロゴがエナメルなのにこのσマークが入るのは辻褄が合わない事になります。

そのケースで私が推測するストーリーは

1.パテックがエナメルの文字盤をストックで保有しており

2.1970年代後期以降に顧客からある時計をオーバーホールで預かった際に、ダイヤルを交換することになり

3.その際にこのσマークを後からストックダイヤルに打ち込んだ

のではないかと考えてます。

全くの推測ですので、違うかもしれません。

もし何かご存知の方がいらっしゃったら教えてくださいませ。

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