1972年のカタログ
- Category:watch
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- date. 2021/04/05
こちらは1972年のカタログに掲載されたref.3589、
このブレスレット一体型にローマン数字のモデルが当時の代表的なタイプのようです。
他の年度も見たいのですが、当時のカタログはそうそう手に入る物では無いですからね。。。
でもカタログは同時代のトレンドを把握する意味でとても役に立ちます。。
こちらは1972年のカタログに掲載されたref.3589、
このブレスレット一体型にローマン数字のモデルが当時の代表的なタイプのようです。
他の年度も見たいのですが、当時のカタログはそうそう手に入る物では無いですからね。。。
でもカタログは同時代のトレンドを把握する意味でとても役に立ちます。。
最近エリプスのref.3589が結構気になります。
ノーチラスの3700と同じ自動巻ムーブメントを搭載した薄型のジャンボエリプスで様々なダイヤルのバリエーションがあります。
比較的目にするのはゴールドやブルーのダイヤルの物ですが、オニキスやラピスの石のダイヤルもあれば、ブラックラッカーにイラクのイーグルマークが付いた物(画像の時計)もあります。
ref.3589は1970~1979年に掛けて販売されたといわれていますが、実際には1980年代の後半まで(おそらくは在庫品でしょうが)販売は継続されたようです。
特に70年代の後半に変わったダイヤルの物が販売されたようなので、ディスコンに際してスペシャルダイヤル物を限定で販売したのかもしれません。
初期のレクタンの品揃えが豊富になってきました😏
どちらもほぼ同じサイズ。
販売はいずれも30年代中期で典型的なアールデコのデザインです。
またいつかレクタンが脚光を浴びる時が来るかなぁ🙃
Pink on Pink, つまりピンク(ローズ)ゴールドのケースにダイヤルもピンク(ローズ)の物で、通常シルバーのダイヤルよりも稀少でプレミアムがつきますが。。。
当店でもしばらく3本ほど在庫しておりまして、なかなか売れ行きが芳しくなかったのですが、ようやくその内の1本の1517が売れました。
残りは1536と
1477ですが。。。
特にこの1477はダイヤルもアンタッチだし、もしかしたらユニークピースの可能性もあるのですが、その旨謳ってインスタにアップした所、海外から結構問い合わせがあったのですが。。。
やはりちょっと小ぶりなのが理由なのでしょうか、なかなか成約には至りません。
個人的には結構好みなので無理して売らなくてもという感じではあるのですが。。。
もしかしたらピンクダイヤルなのも問題なのかもしれませんね。
これでシルバーダイヤルが入っていたらもっとメリハリがきいていて良いかもしれません。
どうかなぁ。。。
またもや3466が入荷。
こんどの個体は初期のエナメルロゴ、ケースもノンポリッシュのようです。
たまたま続きましたが、決して沢山あるわけではありません(^^;
先日ブログで紹介したパテックの4月からの新しいアーカイブスに関するルールの件では、ぼちぼちコレクターの間でもInstagram上で話題になり始めてます。
過去にブログでも何度か取り上げてきましたが、パテックのアーカイブスのセクションは従来より1人の女性が発行の業務に携わってきました。
昨今のパテックのビンテージのみならずセコンドマーケットの拡大によりアーカイブスの発行枚数が増大しており、1人で対応するのに困難が生じていることは容易に想像できます。
本来であれば、このような事態にはスタッフの人数を増やすことで対応すべきで、その際に増えた費用は、初めて申請者に負担をお願いするという流れになるべきではないでしょうか。
にもかかわらず、今回は従来のサービスを低下させ、加えて費用も申請者に負担させるというメーカーとしてはとても考えられないような時代に逆行した決定を行いました。
アーカイブスがあることが、(その内容の良し悪しは別として)パテックフィリップのセコンドマーケットの流通しやすさを高めたことは間違いのない事実だと思います。だからこそ他メーカーも追随して同様のサービスを始めたわけです。
今回の決定の最大の問題点は、料金のアップよりも、1. 1989年以降に販売された時計のアーカイブスの発行を行わない事 と 2. 過去5年に遡っての再発行を行わないという2点です。
1989年以降でノーチラスや3970、5004等は様々なダイヤルのバリエーションが存在しています。今後それらの特殊なダイヤルがアーカイブスで担保されないとなると、予想される事は:
1.アーカイブスのある物と無い物の価格差が大きく生じる
2.アーカイブスの無いものは敬遠され、ひいてはマーケットの暴落を招く
3.パテックフィリップのセコンドマーケットがシュリンクし、現行品の販売にも影響する
4.ビンテージもアーカイブス有る無しで価格差が生じ、その事から上記と同じように市場の流通量が減る
等々です。もしかしたらフェイクのアーカイブスも出てくるかもしれません。
本来なら、メーカーとしてやるべき事はアーカイブスの発行に際し、今までのようなやや良い加減であったポリシーを改め、人数を増やし、料金を上げても厳密化や内容の充実化を図るべきではないでしょうか。
今回の決定が実際に運用されていく中でどのような展開になるかは不透明ですが、将来的にパテックフィリップのブランド力の低下とマーケットの流通量の低下を招かないか危惧しております。
ref.158がオーバーホールから戻りました。
この時計は後年のref.5010のモデルになったデザインだと思います。
最近古いレクタンの入荷が多いです。
決して集めているわけではないです😑
パテックからショッキングなニュースが…。
簡単に翻訳しますと、アーカイブスの発行の条件として:
1.1989年以前に販売された物に限る(当初以降と誤って記述しました。正しくは「1989年以前に販売された」です)。
2.一つの時計につき過去5年以内にアーカイブスが発行されていない物に限る
3.同一の時計につき異なる申請者からの同時期の申請は最初に申請された物に限る
4.パテックのホームページ上で申請された物に限る
5.申請時の画像については従来通り
6.申請から発行にかかる期間は従来のマックス12週間から10週間とする
7.英語のみ
8.費用は500スイスフランとする(クレジットカードによる支払のみ)
9.アーカイブスの発行が不可の場合は全額返金とする
この条件は本年4月1日以降の摘要とする。
以上、私は大体40-50通/年アーカイブスを申請するので結構費用増となります(従来は150スイスフランでした)。
また、5年以内というのもなかなか厳しい縛りです。。
金額アップも5年間というのも、多分、(アーカイブスを)無くす人が多いからもっと大切にしてくださいということかな。
今後パテックのアーカイブスに対する考え方がもしかしたら少し変わってくるかもしれませんが、どちらにして「やりにくくなる」というのは間違いないと思います(>。<)
今日は新着の紹介。
いわゆる定番、イエローの96です。
12-400搭載の個体です。
ダイヤルが経年でうっすらとアイボリー色になり全体的に同じようなトーンでなんともいえない雰囲気があります🙂
先日の3466のブログでコメントをいただきましたのでちょっと当時の参考資料を紹介します。
これは1967年のカタログの価格表です。
ご覧の通り3466は1,310スイスフランで、3417は1,050フラン、一方ゴールド系では3445はイエローが2,300フランでホワイトが2,480フランでした。
おおよそスティールはゴールドの半額といったイメージです。
ご参考になればと思います🙂