バックル 続き
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- date. 2020/08/21
昨日のバックルの裏の刻印。
どの個体もホールマークは案外しっかりしています。
普通バックルは磨かないですからね、傷はあっても刻印はしっかり残っている物がほとんどです。
左の一番上の物のみねじで取り付けるタイプでそれ以外はバネ棒タイプになります。
従ってこのバネの部分が悪くなっている物もありますので要注意です。
昨日のバックルの裏の刻印。
どの個体もホールマークは案外しっかりしています。
普通バックルは磨かないですからね、傷はあっても刻印はしっかり残っている物がほとんどです。
左の一番上の物のみねじで取り付けるタイプでそれ以外はバネ棒タイプになります。
従ってこのバネの部分が悪くなっている物もありますので要注意です。
関東地方の猛暑は土曜日くらいから少し収まるらしいとのこと。。
梅雨明けしてからずっとでしたからね。
コロナに猛暑となかなか厳しい2020年となりました(>。<)
さて、今日はバックルの事でも。。
1920年代から80年代のバックルを並べてみました。
左上から下に、
1920年代の大型バックルでゴンドーロやクッションタイプに使用。
続いて1920年~30年代の頭にかけて角形から丸型、そして初期の96にも使用されたタイプ。
30年代の中後期の物で96等の丸型に使用。
良く目にするクラシックのストレートタイプ、30年後期から50年初期に掛けて様々な時計に使用。
続いて右上。qpマークを冠したタイプで自動巻モデルに使用。そしてクラシックの山型で50年代から60年代に使用。
いわゆるアメリカンバックルの初期で13mmタイプ。70-80年代のモデルに使用。
最後はエリプスタイプでエリプスや楕円形のモデルに使用されました。
明日は裏の刻印も紹介します。
Instagramをやっていてフォロワーさんが世界中に1万8千人もいると中にはとても熱心な人がいて、ご自身で調べたことを教えてくれたりします。
ある人はイギリス在住のコレクターさんなのですが、ref.1538という珍しいリファレンスを持っていて、その時計にあるホールマークが何を(どこの国を)意味するのか分からないので教えて欲しいとメッセージが入りました。
このホールマークの四角のやつは昔扱った時計で見た事があって確かポルトガルのマークだと聞いたことがあると伝えたのですが、その後ご自身で調査した結果、片方はポルトガルのリスボンのホールマークで四角のやつはやはりリスボンの販売店のマークらしいと教えてくれました。
ちなみにこれが私が昔扱った570のラグで見た同じ四角のホールマークです。
販売店については残念ながら詳細は分からなかったのですが、また何か情報をつかんだら知らせてくれることになっています👍
前にイエローの96ブレゲを販売したときも思ったのですが、今回の1950年製造の96ブレゲもブレゲ数字が古い物に比べて外側に配置されています。
参考までに30年代後半から40年代の96ブレゲ(他はスティールですが)と比較してみましたが。。。
明らかに外側です。
イエローも古い物はスティールと同じような一に配置されているので、50年代初期の物の特徴かもしれません。
でもこのリンクの96スティールはやっぱり内側配置だな。。。
イエローの一時だけの物なのかな。。。
今回ちょっとだけヘルプしたノーチラス3800のコレクターズガイドがイギリスのサイトに公開されました。
内容は、A COLLECTED MANのサイトからご覧になれます。
全文英語ですが、多少は参考になるかもしれません😅
今日は新着時計の紹介。
570ホワイト、27SCです。
ケースはノンポリッシュ、というか未使用に近いです。
多分、アーカイブス申請用に開けただけかもしれません。
ということでオーバーホールはしておりませんので、ご要望の方には別途承ります。
新着時計のご紹介です。
ラグが特徴的なローズの1536、ツートーンのローズダイヤルです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
SERPICO Y LAINOとのダブルネーム。
ブレスレットも付属します。
アーカイブスによるとサービス時にブレスが交換されたとのこと。
ブレスは全くの新品です。
ブレスだけでも結構値がはると思います
本日スティールのレクタンref.1530をサイトにアップしています。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
前数字がエナメルのアラビックで針は全てブルースティール。。
とても珍しい組み合わせです。
アーカイブスにはremarkとして当該ダイヤルはアーカイブスには記載されていませんと注記されています。
最近のアーカイブスセクションのポリシーでは、アーカイブス上には現状のダイヤルをそのまま記載し、アーカイブスと現状のダイヤルが違う(もしくは何も記載されていない)場合にはリマークに上記のような注記が入ります。
この記載だと果たしてダイヤルが交換されているのか、それともたまたまアーカイブスに記載が無いのかが不明です。
少々やりにくいですが、少なくとも今回のref.1530はダイヤルと針がマッチングが完璧で時代的にも問題は無いので、(加えて極めてレアなので)弊社としては積極的に扱わせていただいております。
新着時計の紹介。。。
久しぶりのイエロー96ブレゲです。
ケースはポリッシュはされていますが、ホールマークは二カ所ともクリスプ。
ダイヤルは傷みもなく良い状態。
ブレゲ数字では比較的珍しい1950年製造のショートロゴ。
ちなみに良く議論になりますが&Coの入るロングタイプのロゴは1949年まで見られます。また&Coの入らないショートタイプは早くて1946年頃から。48~49年になるとロングとショートの割合はおおざっぱに言って半々くらいでしょうか。また1945年以前の個体は基本的に全てロングタイプになります。
またブレゲ数字は40年代が全盛で50年代に入ると特にタイムオンリーの時計ではほとんど目にする機会が無くなります。
このブログ上では何度も話題にしていますが、ブレゲ数字がトレンドでなくなったのだと思います。
今日は3700の事で神田のPPJさんにお邪魔したとき、3700のサービスの話が出て。。。
3700のケース交換をジュネーブでやってくれるらしいです。
当時のストックケースではなく新しく製造したケースだそうです。
ようは製造から40年経過していてケースに錆が発生している個体も多いので、オーバーホール時に防水機能の回復等の目的でそのような選択しもあるそうです。
よくヴィンテージのパテックで、アーカイブスに「ケースはオーバーホール時に上記ナンバーの新しい物に交換されています」とリマークの入る個体が稀にあるのですが、3700についてもそのようなリマークが入るのであれば、案外悪くないなと思ったりして。。。
ただ、ケースは良くてもダイヤルと針が新しい物になってしまうとちょっと評価が変わってきてしまうので。。。
果たして「ダイヤルとケースはそのままでケースだけケースだけ」というオーバーホールが受け入れてくれるのかどうか。。。
ちなみにケース交換はおよそ100万らしいです(ブレスは70万くらいとのこと、この価格については変更があるかもしれないのであくまで参考としてください)。
もしご興味のある方はPPJさんに直接お問い合わせください。