久しぶりのコラムになりました。
今回は永久カレンダーのref.1526が入荷した事もありますので、そのref.1526について少し書いてみたいと思います。
ref.1526は、1941年から1952年までの12年間に210個が製造されております。
その内、12SCベースのセンターセコンドタイフ...
今回のコラムは今までほど研究資料っぽくは有りません。
どちらかと言うと、今までのコラムよりもいわゆるコラムっぽい内容で私論だと思っていただけると幸いです。
現在ではvintageパテックの取引にはExtract from the Archives (以降「アーカイブス」と言う)の付属がほぼマスト...
ブログ上で何度かオールドのスティールケースに刻印されているケースナンバーとは別の1〜2桁の数字について言及させていただきました。
vintage Patekに興味を持ち始めたころから、この数字を疑問に思っているので、疑問を持ち始めてかれこれ23年位になるでしょうか。
これだけ長い間疑問を...
ref.3448のダイヤルの世代について少々追加したい点がありまして、以下に説明いたします。
前回のコラムでは:
第一世代: エナメル表示のロゴとミニッツ表示にPPクラウン、デイ表示は小さいフォント(1962〜1965年)、恐らく60個前後。
第二世代: エナメル表示のロゴとパールミニッツ...
今回は、永久カレンダーのref.3448の特に初期モデルに焦点をあてて説明していきたいと思います。
3448は1962年から1982年までの21年間に586個が製造されました。平均すると約28個/年の製造数ですが、どちらかと言うと1970年以降になって多く製造されるようになったため、当初の数年は...
いよいよ師走になり、何かと忙しい今日この頃ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
最近は専らTIME ONLYの時計についてのコラムばかり書いておりましたが、今回はPATEK PHILIPPEのグランドコンプリケーションの金字塔とも言えるref.2499について、少し整理してみようかと思っ...
ようやくweb designerさんの尽力のおかげで、自分でコラムをアップする事が出来るようになりました。
と言う事で、今回は、以前ブログ上で何回かに分けて紹介したref.96を中心としたCalatravaについて少し書いてみようかと思います。
まず、「Calatravaという概念は何であるか...
今回は、Vintage Patek Philippeの中で絶大な人気を誇る2526について書いてみようかと思います。
既に2526については雑誌上でも、ウェブ上でも、またブログでも様々な方々が色々な角度から紹介をされておりますので、特に新しい情報をご紹介できるわけではないかもしれませんが、ベーシック...
今回は、前回に引き続きref.570について少し書いてみようかと思います。
画面1
今回は570の中でもインダイレクトのセンターセコンドキャリバーである12SCを搭載した570について説明をさせていただきます(画像1)。
センターセコンドの570は初期型の12SCと27SCが...
今回は、ref.530とref.570のブレゲダイヤルについて少し書いてみようかと思っております。
画面1
Ref.530は、同じreferenceで大型クロノグラフとしても使用されておりますが、スモールセコンド付きのシンプルなモデルとしても何本か市場には出てきております。...